コラム
太陽光発電の導入が災害時対策(BCPを含む)に有効な理由とは?
災害時に事業や従業員を守るためにも、災害時に向けた対策を行うことは重要です。
そんな中で、蓄電池と組み合わせた太陽光発電設備の導入が注目されています。
- 「災害時対策(BCPを含む)は、そもそもどういった施策なのか?」
- 「災害時対策(BCPを含む)に太陽光発電を採用するメリットは何?」
- 「太陽光発電システムの導入時にはどういったことに注意すべき?」
こういった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では太陽光発電に長年携わる専門家の観点から
- 災害時対策(BCPを含む)とは何か
- 災害時対策(BCPを含む)における太陽光発電の重要性やメリットは何か
- 導入時の注意点
について解説します。
これから災害時対策として太陽光発電を検討している方には、 必ず役立つ記事となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
災害時対策(BCP含む)とは?
自社と利害関係者の安全を守るために、災害時に向け事前に対策をしておくことは非常に大切です。
中でも事業継続計画(BCP:Business Continutiy Plan)を策定しておくことは、有事の際に重要な業務を中断させないために必要な戦略となります。
事業継続計画(BCP)とは、事業の継続を目的に災害時の具体的な行動指針を示す計画のことです。
自然災害やシステム障害、テロなどの緊急かつ危機的な状況に遭遇した場合の損害を最小限に抑えることを目的に策定されます。
BCPに基づき事前に準備しておけば、重要な業務の継続や、事業の早期復旧を図ることができます。
BCPの用意は法的な義務を持ちませんが、災害時に特定された重要業務が中断しないこと、また万一事業活動が中断した場合に目標復旧時間内に重要な機能を再開させ、 業務中断に伴う顧客取引の競合他社への流出、マーケットシェアの低下、企業評価の低下などから企業を守るための経営戦略として、非常に重要視されています。
顧客の信用を維持し、株主や市場からも高評価を得るためにも必要な対策のため、企業価値の維持・向上や社会的信頼にも大きく貢献し得るのが、BCPなのです。
災害時対策(BCP含む)での太陽光発電の重要性
上述の通り、企業にとって重要視されている災害時対策及びBCPに有効な手段の一つが、太陽光発電や産業用蓄電池です。
災害時対策(BCP含む)において、太陽光発電が重要な理由について詳しく解説します。
早急に電力の復旧ができる
日中は太陽光発電システムの自立運転機能を使えば停電時でも電源復旧が可能、蓄電池に十分に蓄電しておけば夜間も電力復旧し、企業における重要な機能の早急な復旧が期待できます。
- 夜間に照明を使うことができない
- 安否確認のために電話やメール・インターネットが使えない
- 業務再開の指示や取引先への連絡に使う通信手段を確保できない
こうした災害時のトラブルに対し、ライフラインが復旧するまでの予備電源として事前に対策することができれば、事業の早期復旧や安否確認の迅速化を図ることができます。
可能な範囲で早期に事業再開できる
使用電力に対して蓄電池の容量を十分に用意しておくことで、災害時に電気の供給がない場合に、可能な範囲ですぐに事業を再開することができます。
事業が止まってしまうことで、既存顧客が競合他社に流出したり、企業イメージが下がったりする可能性が出てくるため、一部でも臨時的に事業を再開することは自社のレピュテーションや事業を維持するために非常に重要です。
顧客や取引先の信頼を維持するためにも、災害時における臨時的な事業の継続や一部の早期再開は必須と言えます。
BCP策定に際し、踏まえておくべき考え方
BCPの基本的な考え方は、重要業務に不可欠な要素を特定し、中でもボトルネックとなる要素をどのように確保するのかを検討することです。
各事業に必要な業務にかかる復旧時間や復旧レベルの達成を目指しますから、以下2つの観点が重要となるでしょう。
- 想定される被害からどのように防御・軽減・復旧するのか
- 利用・入手できなくなった場合の代替案は何があるのか
こうした考え方に即してBCPを策定するためには、自社に発生する原因事象を特定するより、被害を受けた前提で対応策を検討する必要があります。
太陽光発電システム導入時の注意点
太陽光発電システムを導入する際には、以下2点に注意しましょう。
- 導入時の費用を確認する
- 専門家に相談する
導入時の費用を確認する
太陽光発電システムを導入する前に、導入にかかる費用を確認しておきましょう。
太陽光発電を設置するためには、ソーラーパネルだけでなくパワーコンディショナや架台などの複数の設備が必要です。
こうした設備の組み合わせにより、設置費用は数十万円〜数百万円と大きく異なります。
メーカーや設置環境の条件によっても費用には幅があるため、設置にどのくらいの費用がかかるか、施工業者に確認しなければなりません。設置する場合にはどのくらいの規模となるかも、合わせて確認しましょう。
また、初期費用やメンテナンス費用もかかるため、複数の業者をシミュレーションし、慎重に検討することが大切です。
専門家に相談する
太陽光発電システムを導入する場合、専門的な知識は欠かせません。
設計・施工を行う場合、設置場所の環境、資金や発電量などが条件に合っているか確認しておく必要があるためです。
太陽光発電システム施工業者の資料やサイトをチェックするだけではなく、導入方法や発電量、設置前の調査など、具体的な内容は専門業者に相談しましょう。
とくに導入実績が豊富な施工業者であれば、最適な設計や施工が行われます。
施工業者を比較する場合は、導入実績にも注目してみてください。
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